結束?分断?野党の足並みは…安保法制、審議開始へ[2015/05/26 11:48]

 国会では26日午後から、集団的自衛権の行使を容認する安全保障法制の審議がスタートします。今の国会での成立を目指す与党に対し、野党はどのように対抗するのでしょうか。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 午後1時から本会議場で安保法制の審議が始まります。民主党は、自衛隊のリスクが高まるなどの問題を中心に追及していく考えです。
 民主党・細野政調会長:「派遣範囲が拡大するから、それ自体、自衛隊員にとって重大な問題だが、国民にとっても重大な問題だから、リスクを語ることは法案審議の大前提だ」
 民主党は、野党で結束して徹底審議を求め、今の国会での成立は阻止したい考えです。ただ、維新の党は、明確な歯止めという条件を満たせば集団的自衛権の行使を認めるとして一定の理解を示していて、民主党とはスタンスが異なっています。また、この後、松野代表が就任のあいさつのために安倍総理大臣と会談します。維新側としては与党側と是々非々の対応をする考えで、場合によっては修正協議に応じる可能性も示唆しています。修正協議に持ち込まれれば野党が分断されることは必至な状況で、維新が民主とどこまで歩調を合わせられるかが鍵となります。

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