安倍総理が福島訪問　事業者支援へ官民合同チーム[2015/05/31 20:54]

　安倍総理大臣は福島県を視察し、避難が続く事業者の自立支援のために官民合同のチームを立ち上げる考えを表明しました。

　安倍総理大臣：「事業者の方々の自立を支援していくために官民合同のチームを立ち上げます」
　安倍総理はそのうえで、原発事故の影響で避難が続く約8000の事業者を個別に訪問して、それぞれの状況に応じた自立支援策を細かく行っていく考えを示しました。避難先の仮設住宅で理髪店を営む男性からは、「避難が解除されたら戻って店を再開したいが、人口のことを考えると不安もある」と避難解除後も支援を継続するよう求める声が出ました。これに対して安倍総理は、「安心して帰れるように全力を尽くしたい」と応じました。また、これに先立って安倍総理は、再生可能エネルギーの研究所や地熱発電所を視察し、福島県を再生可能エネルギーの最先端の研究開発拠点にする考えを強調しました。再生可能エネルギーの導入が進むよう、福島県内限定で設備に対する補助を行う方針を示しました。