狙いは“プーチン”訪日 「ウクライナ支援のワケ」[2015/06/06 17:50]

 日本の総理大臣として初めてウクライナを訪れている安倍総理大臣はポロシェンコ大統領と会談し、これらから共同記者発表に臨む予定です。

 (政治部・足立直紀記者報告)
 ロシアのプーチン大統領と信頼関係を築いている安倍総理が、G7サミットの前にあえてウクライナを訪れたのには訳があります。会談で安倍総理は、ロシアのクリミア併合について「力による現状変更は認めない」と批判した一方で、ポロシェンコ大統領には対話による平和的解決を求めたものとみられます。そのうえで、ウクライナへの最大の支援国として、18億4000万ドルの支援を着実に実行する考えを伝えたものとみられます。安倍総理としては、サミット前にウクライナ支援の姿勢を見せることで、プーチン大統領の年内訪日に向けてG7各国の理解を得る狙いがあります。

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