「ITの進歩でかつてない犯罪も」事業者の規制強化へ[2015/06/09 13:50]

 自民党は、携帯電話によるコミュニティーサイトの利用をきっかけに犯罪被害に遭う青少年が増加していることから、事業者への規制を強化するなど対策の検討に入りました。

 中曽根青少年健全育成推進調査会長:「昨今の情報化、ITの進歩によって、かつてなかった犯罪も起こっている。青少年が悪の道に走らないよう、犯罪に走らないように、犯罪が増えないように、改善されるように研究して取りまとめをしていきたい」
 青少年の携帯電話利用を巡っては、携帯電話事業者に対し、青少年が有害なサイトを閲覧できないよう制限するフィルタリングを適用することが原則、義務付けられています。また、文部科学省は、小中学校への携帯電話の持ち込みを原則、禁止する指針を示すなど取り組みを行ってきました。しかし、スマートフォンのアプリ利用などではフィルタリングが十分に機能せず、コミュニティーサイトの利用をきっかけに青少年が犯罪被害に遭うケースが増加しています。このため、自民党では、さらなるフィルタリングの強化や携帯電話事業者への規制、また子どもに夜は携帯電話を使用させないなどの家庭でのルール作りを推進する対策を検討します。有識者などからヒアリングを行い、7月にも提言をまとめる予定です。

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