派遣法改正案で国会は混乱 週明けに正常化へ[2015/06/13 00:05]

 労働者派遣法改正案の採決を巡って混乱した国会は、15日に与野党が改めて協議して、正常化する見通しです。

 派遣法改正案を審議する衆議院厚生労働委員会では採決が見送られたものの、民主党や共産党が「漏れた年金情報問題の原因究明が先だ」として審議には応じませんでした。また、民主党などはその他の委員会も欠席し、対決姿勢を鮮明にしました。このため、自民党と民主党などが断続的に協議し、15日に与野党の国対委員長会談を開き、国会の正常化で合意する見通しとなりました。
 自民党・佐藤国対委員長:「正常化に向けた段取りができたということで、ご理解頂きたい」
 具体的には来週、厚生労働委員会で民主党などが改めて質問を行うほか、安倍総理大臣が出席して衆議院予算委員会で集中審議を行う方向です。

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