世界遺産の登録に向け協力で一致 日韓外相会談[2015/06/22 00:46]

 岸田外務大臣は韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と会談し、軍艦島など「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録に向けて協力することで一致しました。

 岸田外務大臣:「両国の推薦案件、すなわち『明治日本の産業革命遺産』と『百済の歴史地区』。この両案件がともに登録されるよう協力していくことで完全に一致した」
 会談では、日韓外相がお互いに両国を訪問することで合意し、年内に岸田大臣が韓国を訪問することで調整を進めます。そして、3年間行われていない日中韓3カ国の首脳会談を年内のできるだけ早い時期に開催することで一致しました。さらに、安倍総理大臣と朴槿恵(パク・クネ)大統領の首脳会談実現に向けても環境整備に努力することを確認しました。また、東京都内で韓国大使館が主催して22日午後に行われる国交正常化50周年の記念行事に安倍総理が出席することも発表されました。一方、韓国の大統領府も、ソウルの日本大使館の主催で夕方に開かれる日韓国交正常化50年の記念行事に朴大統領が出席すると発表しました。朴大統領は祝辞も述べるということです。韓国大統領府は、「日韓両国の首脳の今回の行事出席が両国関係を未来志向的に発展させていくのに寄与すると期待している」とコメントしています。

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