年金にマイナンバー活用へ 政府「流出の影響なし」[2015/06/23 05:57]

 政府は、マイナンバー制度の導入スケジュールを取りまとめました。情報流出問題を受けて、不安が広がっている年金分野での活用も予定通り始めるとしています。

 導入スケジュールでは、2017年度以降、国民年金保険料の免除申請をマイナンバーのウェブサイト上で簡単にできるようにするとしています。また、2018年度をめどに、国民年金のすべての滞納者に対する督促を実現できるよう目指すとしています。政府は、当初から2017年にマイナンバーの年金分野への活用を始める方針を示していて、今回の決定にあたって、年金情報流出問題による「影響は特になかった」としています。ただ、現在、情報流出問題を検証している委員会が発表する結果によっては、今後、年金分野に関するスケジュールを見直す考えも示しました。政府は、この方針を今月中に取りまとめる新たな成長戦略に反映させる方針です。

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