「報道規制」発言が…“安保法案”審議に影響か[2015/06/29 11:53]

 安保関連法案の審議は29日も行われていますが、自民党の若手議員による「報道規制」発言が審議にも影を落としています。

 (政治部・岡香織記者報告)
 民主党は、報道に圧力を掛けるかのような発言は安倍政権の姿勢を表したものだと批判しています。
 民主党・枝野幹事長:「安倍総理総裁のこの問題に対する非常に鈍感な姿勢、態度が最大の問題だ」
 29日の安保関連法案の審議でも民主党議員が次々と質問に立ち、「民主主義を冒涜(ぼうとく)するような発言だ」として、会合に出席していた加藤官房副長官の責任を追及しました。自民党は週末に、会合を主催した木原青年局長らを処分したことで、この問題の幕引きを図りたい考えです。ただ、与党内からも「政治家としての基本認識が間違っている」とあきれる声も上がっています。ANNの世論調査でも、8割を超える人が「発言は適切ではない」と答えています。この問題が長引けば、法案採決の時期にも影響を与えそうです。

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