「ゆう活」きょうからスタート 日本版サマータイム[2015/07/01 11:53]

 日本版サマータイムが1日からスタートです。これまで午前8時半から午前9時半だった出勤時間を最大2時間早めることで、退勤した後の時間を趣味や娯楽などに有効活用しようという「ゆう活」が始まりました。国家公務員を中心に来月末まで行われます。

 (政治部・中西志帆記者報告)
 出勤中の省庁職員:「1時間、早くて大変なんですけど、2カ月間なのでちょっと頑張ろうかなと」「(時間を)有効に使えるから良いと思う。早く出て、遅くまで残ってたら意味がない」
 ゆう活は、夕方以降の余暇の時間を消費行動に回せるため経済が活性化することや、家族や友人との時間をつくれるといったメリットがあります。安倍総理大臣も1日夕方、都内の美術館を訪問し、ゆう活を実践する予定です。
 安倍総理大臣:「『ゆう活』を日本の長時間労働の慣行を変えるきっかけにしたいと思います」
 一方、延長された国会対応などで、早く出勤しても残業が増えるだけとの懸念も多く、現場からは「安保法制などで忙しい時に勘弁してほしい」との声も上がっています。

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