“怒り”あらわに 「潰さないと」発言で沖縄2紙[2015/07/02 16:58]

 自民党議員の勉強会で出た発言は、日本の民主主義の危機の表れだと訴えました。

 沖縄タイムス・武富和彦編集局長:「彼ら(自民党議員)は『マスコミを懲らしめる』と言いました。自分たちの気に入らない報道、論説は許さないという、まさに表現の自由、報道の自由を否定する思考が根底にあります。この思想は沖縄2紙にとどまらず、いずれ、すべてのメディアに向けられる恐れがある」
 琉球新報・潮平芳和編集局長:「政権の意に沿わないメディアは、兵糧攻めにして経営難に追い込み、そのメディアの表現の自由、言論の自由を取り上げるという、これは言論弾圧そのものだ」
 自民党議員の勉強会で、「潰さないといけない」などと指摘された沖縄の新聞社の編集局長が、日本で取材活動を行う外国人記者を前に講演し、自民党議員らの発言は沖縄を軽視する安倍政権の姿勢が表れたものだとして、安倍総理大臣の謝罪を求めました。また、講演を主催した日本外国特派員協会も「報道の自由に影響を及ぼす一切の行為を控えるよう強く求める」などとした会長声明を公表しました。

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