「政権の姿勢が報道機関を萎縮させている?」枝野氏[2015/07/03 11:47]

 自民党議員による「報道圧力」発言について、安倍総理大臣は「非常識で国民の信頼を損ねる発言で、看過できない」と厳しく批判しました。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 民主党の枝野幹事長は、一連の発言について安倍総理の認識をただしました。
 民主党・枝野幹事長:「メディアに対する圧力とも受け取られる発言が繰り返されている。このことについて安倍総理、一言もないんですか?」
 安倍総理大臣:「これは大変、遺憾であり、非常識な発言であり、国民の信頼を大きく損ねる発言であり、看過することはできない」
 民主党・枝野幹事長:「総理は、沖縄の2つの地方紙『琉球新報』『沖縄タイムス』は報道姿勢がゆがんでいると考えているか?」
 安倍総理大臣:「安倍政権を厳しく非難している報道機関であろうとも、その報道機関の言論の自由が侵されてはならない」
 さらに、枝野氏は「安倍政権の全体としての姿勢が報道機関を萎縮させているのではないか」とただしました。安倍総理は「本当にそうか」と疑問を投げ掛けたうえで、「批判があることは民主主義が機能している証しだ」と反論しました。安倍政権としては早く幕引きを図りたい考えです。しかし、週明けには、勉強会で名指しされた沖縄で地方公聴会が予定されていて、この問題はまだしばらく尾を引きそうです。

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