維新の党「安保法制で独自案」 与野党3党に提示[2015/07/03 19:37]

 維新の党は、8日にも提出する予定の安全保障の独自案を自民・公明・民主の3党に提示しました。安倍総理大臣は、「方向性は一致している部分もある」と評価しました。

 維新の独自案は、「日本に武力攻撃が発生する明白な危険がある場合」に限って自衛隊が武力行使できることなどが盛り込まれています。維新側の説明を受けた自民党の高村副総裁は、政府案との違いを指摘したうえで、対案を速やかに国会に提出するよう求めました。また、安倍総理は「法案をまとめたことに敬意を表したい」としたうえで、次のように述べました。
 安倍総理大臣:「厳しい安全保障環境を踏まえた政策の大きな方向性は、一致している部分もあるのではないかと考えております」
 ただ、安倍総理は「私どもが提出をしている法案がベストだと考えている」と述べて、政府案の修正には慎重な考えを示しました。民主党の岡田代表は「状況が変わった」と述べて、民主党案の提出に含みを持たせました。武力攻撃に至らない、いわゆるグレーゾーン事態に対処する領域警備法案で、維新の党との共同提出も視野に、週明け、民主・維新の政調会長が協議することにしています。

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