選挙制度改革を自民に迫る 参院野党4会派[2015/07/07 20:24]

 参議院の選挙制度改革で、自民党は、維新の党などが提案する、隣接する選挙区を1つに統合する合区を取り入れた案を検討する方針を明らかにしました。

 維新の党など野党4会派は、「一票の格差」を是正するため、宮城、新潟、長野の定数を2議席ずつ減らしたうえで、「鳥取と島根」と「徳島と高知」を1つの選挙区に統合し、一方で、北海道や東京など10議席を増やす案をまとめています。維新の党などは、自民党に9日までにこの案を受け入れるよう求めました。これに対して自民党は、この野党案を軸に党内の意見集約を進める考えを伝えました。この案が実現すると、4.746倍の最大格差は2.974倍に抑えられるとしています。自民党は8日にも議員総会を開き、方針をまとめたい考えです。

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