堀江貴文さん国会に登場 司法取引などで問題提起[2015/07/10 11:52]

 あの人が国会に登場です。証券取引法違反事件で実刑判決を受けた元ライブドア社長の堀江貴文さんが衆議院の委員会に出席し、自らの経験を踏まえ、刑事訴訟法改正案の問題点を語りました。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 堀江氏は、自らの保釈が認められなかった実体験をもとに、保釈に関するルールの明確化を求めました。
 自民党(元検事)若狭勝議員:「証拠隠滅の恐れがあるということで保釈が認められないということは、通常考えて、よくあり得る話だなと。私は自分の経験に照らして思うんですね」
 参考人・堀江貴文さん:「電子メール等、客観的な証拠というのは隠滅しようがない。すでに私のパソコンなり、すべて押収されていますので」
 奥野法務委員長:「若狭さんは元々、検事ですから、取り調べのような感じがするんだけど。もっとフランクにやって下さい」
 参考人・堀江貴文さん:「そういう雰囲気を感じるんですけれど…。前の方に元検察官の方(議員)が結構いらっしゃるので…」
 また、今回の改正案で一番の焦点になっているのが、司法取引の導入です。実質的に主犯格以外の人が対象になっていることから、堀江氏は「一方通行的な改革で、検察官の権限拡大につながる」と述べ、新たな冤罪(えんざい)事件が起こるとの懸念を示しました。実体験を踏まえた堀江氏の問題提起をどのように反映し、冤罪防止という改正の主旨を実現できるかが問われます。

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