「グレーゾーン事態」共同訓練 海自と海保が初めて[2015/07/11 11:47]

 安保法制の審議が衆議院で佳境を迎えるなか、海上自衛隊と海上保安庁が武力攻撃に至らない、いわゆるグレーゾーン事態を想定した共同訓練をすでに10日に行っていたことが分かりました。

 関係者によりますと、今回の訓練は伊豆大島の東の海域で行われました。武装しているとみられる外国の不審船などへの対処を目的としたものです。訓練では、海上保安庁の巡視船が不審船を発見した後、海上警備行動が発令され、海上自衛隊に引き継ぐ際の手続きや対処法などを確認したということです。グレーゾーン事態を想定した海上自衛隊と海上保安庁が共同で行う訓練は初めてです。尖閣諸島周辺で海洋進出を強める中国を念頭に連携の強化を図ったとみられます。

こちらも読まれています