安保法案あす「決める」 “単独採決”現実味[2015/07/14 11:48]

 安全保障関連法案の採決を巡って、与野党の攻防が山場を迎えています。政府・与党は15日に委員会で採決する方針で、廃案を目指す民主党など野党側との対立が激しくなっています。

 (政治部・安西陽太記者報告)
 政府・与党サイドは、「正念場に来ている。しっかり対応する」と採決への流れを加速させています。
 菅官房長官:「いつまでもだらだらとやるべきではない。決める時は決めることが必要だ」
 政府・与党は15日、委員会で採決を行い、16日の衆議院通過を目指す方針です。ただ、安保政策に詳しい石破大臣は、「国民の理解は進んでいるとはいえない」と話し、参院でも説明の努力を続けるべきだと述べました。そして、現在、委員会は民主党と共産党が欠席するなかで審議が続けられています。
 民主党・長妻昭代表代行:「長くやればやるほどぼろが出るから、早めに採決しようと。厳重に抗議したい」
 一方、与党は維新と14日午後に修正協議を行いますが、与党幹部は「政府案の修正はしない」として、合意は困難な状況です。与党が避けたかった単独での採決が現実味を帯びています。

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