安保法案 野党が特別委欠席でも採決へ[2015/07/15 00:05]

 政府・与党は15日、衆議院の特別委員会で集団的自衛権の行使を含む安全保障関連法案の採決に踏み切ります。野党側は審議が不十分だと反発していますが、法案は与党の賛成多数で可決される見通しです。

 自民党・江渡前防衛大臣:「110時間超えておりますし、総括的にすべての論点は、全部質疑が終わっているというふうに我々が判断した」
 与党は特別委員会の理事会で、委員長の職権で15日に採決する日程を決めました。野党側は、審議が尽くされていないとして反発を強めています。
 民主党・枝野幹事長:「安倍政権の暴挙を止めようとするすべての政党の皆さんとすべての国民の皆さんとしっかりと連携・連帯し、国会の中の戦いではない、国民の皆さんと安倍政権との戦い」
 また、与党と修正協議をしていた維新の党も採決に反対し、大島議長に徹底審議を求めました。
 維新の党・松野代表:「もうしばらくしっかりした充実した審議を求めると申し上げてきた」
 ただ、与党側は、野党側が欠席しても採決に踏み切る方針で、法案は与党の賛成多数で可決される見通しです。

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