高すぎ“新国立”に総理、総工費削減、計画変更検討[2015/07/15 17:59]

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる「新国立競技場」について、安倍総理大臣が総工費2520億円の削減に向け、計画を見直す検討に入ったことが明らかになりました。

 新国立競技場を巡っては、2本の巨大な鋼鉄製の「キールアーチ」などが総工費を押し上げ、当初の予算を900億円以上上回り、2520億円に上りました。関係者によりますと、今月末にマレーシアでIOC(国際オリンピック委員会)総会が開かれ、この場でメイン会場の建設計画を報告することにしています。政府はこれまで計画の変更はないとしてきましたが、与党などからは巨大な予算に対する批判が上がっていました。このため、安倍総理は総工費を削減するために建設計画を変更する方向で検討に入ったということです。今後、オリンピック・パラリンピック組織委員会と調整に入るものとみられます。

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