「10増10減」案 自民と野党4党が共同提出[2015/07/23 15:00]

 参議院選挙の一票の格差是正で、自民党と維新の党など野党4党は、隣り合う選挙区を統合する「合区」を2カ所で行うことを軸とする公職選挙法の改正案を参議院に提出しました。

 自民党と野党4党が共同で提出した改正案は、隣り合う「鳥取・島根」「徳島・高知」を1つの選挙区に統合する合区などを行って、一票の格差を現在の最大4.77倍から2.97倍に縮小させるものです。改正案は委員会での審議を省略し、24日の参議院本会議で公明党と民主党などが提出している格差を2倍以内にする法案とともに採決される予定です。自民党と野党4党で合わせて過半数を占めるため、自民党などの改正案が可決される見込みで、衆議院でも来週の本会議で可決され、成立する見通しです。来年夏の参議院選挙から適用されることになります。

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