自民と野党4党の「10増10減」案 参院可決[2015/07/24 14:54]

 参議院の一票の格差を是正するため、自民党と維新など野党4党が提出していた選挙制度の改革法案が参議院本会議で可決されました。

 可決された改正案は、鳥取と島根、徳島と高知をそれぞれ統合する「合区」を行うなどして、参議院での一票の格差を3倍程度に縮小させるものです。ただ、公明党が一票の格差を2倍以内にする独自案を民主党とともに提出したうえに、自民党案には反対票を投じるという1999年の自公連立以来、初めての事態となりました。また、自民党内からは、合区の対象となった選挙区の議員6人が「賛成できない」として採決を前に退席しました。法案は、28日に衆議院で採決されて可決・成立する見通しで、来年夏の参議院選挙から適用されることになります。

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