安倍総理推進「ゆう活」 野田聖子議員が批判を…[2015/07/26 17:20]

 国内外の働く女性が交流するイベントで、安倍総理大臣は、仕事を早めに始めて夕方にオフの時間を楽しむ、いわゆる「ゆう活」の推進を強調しました。しかし、これに自民党の女性議員がかみつきました。

 安倍総理大臣:「(ゆう活で)早めに出勤し、早く帰宅する。そして、夕方の時間帯をプライベートや家族との時間に充てる。始業時間が早くなっただけだという批判も聞こえるわけですが、しかし、何か始めなければ何も世の中は変わらないわけです」
 そのうえで、安倍総理は、「社会で女性が活躍するには長時間労働を見直さなければいけない」と強調しました。これに対し、この直後、同じ会議で講演した自民党の野田聖子前総務会長が批判を展開しました。
 自民党・野田前総務会長:「ゆう活に参加できない人たちがいるんです。さあ誰でしょう。子育てしている人たちですよ、いっぱいいっぱい目いっぱいで子どもの世話して髪を振り乱して会社に向かっている。これが日本の現状なのに、(ゆう活で)朝早く来なさいということは、子どもはどうするの。ということなんです」
 さらに、野田前総務会長は、「衆議院で安保法制にかけた120時間の審議時間を少子化の問題にも同様に掛けるべきだ」と注文を付けました。

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