通信傍受拡大に懸念の声 刑事訴訟法改正案で質疑[2015/07/29 16:18]

 通信傍受の拡大に懸念の声が相次ぎました。

 元参院議員・緒方靖夫氏:「警察に対して監視が大事だ。むしろ警察を強くするんですよ、今回の法案は」
 共産党時代に盗聴事件の被害者になった緒方元参議院議員らを招いた参考人質疑では、刑事訴訟法改正案について、第三者の立ち会いなしの通信傍受では、警察による恣意(しい)的な捜査が可能になるなどと批判が相次ぎました。与党と民主・維新は法案の修正協議を行っていますが、柱である司法取引の導入について、自分の罪を軽くするための嘘の証言で新たな冤罪(えんざい)を生む危険性があると、野党側は反対しています。

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