刑訴法改正案修正で合意 衆院委員会で可決へ[2015/08/05 05:57]

 取り調べの録音や録画など可視化を義務付ける刑事訴訟法改正案を巡り、与党と民主党、維新の党は、政府案を一部修正することで合意しました。5日の衆議院の委員会で可決される見通しです。

 与野党の修正合意では、メールや電話などの傍受で、政府案で不要としていた通信事業者など第三者の立ち会いについて、事件と関係しない警察官を立ち会わせることにしました。また、他人の犯罪を証言すれば見返りを得られる司法取引については、検察官と容疑者などの協議に例外なく弁護人が関与することで透明性を図ることにしました。ただ、取り調べの可視化については、対象の拡大は見送られました。刑事訴訟法改正案は5日、衆議院の法務委員会で修正案が可決され、今の国会で成立する可能性が高まっています。

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