総理と沖縄知事 会談…基地移設駆け引き本格化[2015/08/07 17:22]

 沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設問題で、対立する安倍総理大臣と沖縄県の翁長知事の会談が7日午後に終わりました。

 (政治部・水頭洋太記者報告)
 会談は約15分ほど行われました。今後の集中協議についても話題になり、翁長知事は次のように述べました。
 沖縄県・翁長知事:「(政府と)話し合うからには、その背景を話をしながら理解が進めばありがたい。(総理は)『今日まで角を突き合わせてきたが、議論を深めてもらいたい』と」
 また、翁長知事は今後の協議について、「沖縄の歴史的背景や基地の抑止力、沖縄の地政学的な位置付けなどについて政府側と話していきたい」と語りました。政府と沖縄県は、辺野古の工事が中断している1カ月の間で5回程度の集中協議を予定しています。早速11日には、菅官房長官が沖縄を訪れて翁長知事と会談します。お互いの考えをじっくりと話し合うことで、なんとか歩み寄りを模索したい考えです。ただ、ある政府関係者は「何回会ってもお互いの主張は変わらない」とみていて、問題解決への糸口はまだ見いだせていません。

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