与野党紛糾再び 自衛隊の内部文書を巡って追及必至[2015/08/17 11:52]

 国会は先週、安保法案を審議している特別委員会が自衛隊の内部文書を巡って紛糾し、そのまま「お盆休戦」となっていましたが、17日は午後から与野党協議が行われます。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 野党は一日も早く委員会を再開して、自衛隊の内部文書や戦後70年の総理談話について政府側を追及していく考えです。
 民主党・枝野幹事長:「統合幕僚監部の暴走ともいえるのではないかという指摘について、集中審議も必要であると考えている」
 野党は、70年談話について、歴代内閣の認識を安倍総理大臣がどう考えているのか明確ではないとして真意をただす考えです。また、17日朝に発表された実質GDP(国内総生産)の速報値が3期ぶりのマイナスだったことを受けて、経済問題についても取り上げる構えです。一方、安倍総理大臣は、河口湖の別荘で夏休みを過ごしていて、2日続けてゴルフを楽しんでいます。政府・与党としても早く委員会を再開して審議時間を積み重ねたい考えです。民主党幹部は「お盆が明けても国民世論の安倍政権への不信は変わっていない」とみて、徹底抗戦する構えです。

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