自民議連が東京五輪に向け喫煙規制の強化案[2015/09/02 20:07]

 自民党の喫煙規制に取り組む議員連盟が、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、受動喫煙対策を強化する法案の概要をまとめました。

 会合では、日本は他のオリンピック開催国に比べて喫煙の規制が遅れているという指摘が相次ぎ、競技場や会場では完全分煙を求めていくことで一致しました。議連がまとめた法案の概要では、公共の場での受動喫煙を確実に防止することや国に対して罰則を含めたさらなる措置を定めるよう求めています。今後、党内手続きなどを経て、来年の通常国会での成立を目指す考えです。また、会合では、日本のたばこの価格はアメリカやイギリスと比べて3分の1程度だと指摘し、来年度の税制改正で、たばこを1箱1000円に引き上げるよう求めていくことも決定しました。ただ、たばこ税の引き上げには葉たばこ農家などの反発も強く、一気に1箱1000円にまで引き上げるのは難しい状況です。

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