野党は“可能な限り抵抗” 問責決議・不信任連発も[2015/09/16 11:47]

 野党は徹底抗戦の構えです。委員会で採決が強行されても、複数の閣僚の問責決議案や安倍内閣の不信任案などを次々と繰り出し、あらゆる手段を使って参議院本会議での成立を阻止したい考えです。

 (政治部・小池直子記者報告)
 民主党の緊急集会では、「数の力で押し切ることは許されない」として、廃案に向けて結束していく方針を確認しました。
 民主党・岡田代表:「皆の力を合わせて、そういった試みを阻止していこうじゃありませんか。頑張りましょう」
 野党側は、16日中の締めくくり質疑を強行すれば、鴻池委員長の問責決議案を提出することも検討しています。さらに、週内の採決を阻止するため、安倍総理大臣や大臣の問責決議案を最低でも5本提出するほか、衆議院で内閣不信任決議案を提出する構えです。これに加えて、長時間にわたって演説を続ける、いわゆる「フィリバスター」を駆使して抵抗する考えです。民主党は、国会周辺のデモや世論を味方に付け、共闘できる野党間で結束した行動を取りたいとして、午後にも野党党首会談を開く予定です。ある野党幹部は「中途半端なことでは世論の反発が野党に向きかねない」として、可能な限りの抵抗を尽くす方針です。

こちらも読まれています