安保法案巡り、参院本会議での法案採決引き延ばし[2015/09/18 05:55]

 安全保障関連法案の採決を巡り、与野党の攻防は依然、続いています。野党側は参議院で問責決議案などを出し、本会議での法案採決を引き延ばして抵抗しています。

 17日午後8時すぎから始まった本会議は断続的に続いていますが、現在、18日午前10時まで休憩に入っています。安保関連法案を巡っては17日、与党側が特別委員会で採決を強行し、与党などの賛成多数で可決しました。民主党などは、採決は無効だとして参議院の山崎議長らに本会議で採決を行わないよう求めました。
 民主党・榛葉参院国対委員長:「当然、この議決は無効だ。本会議で議長がベルを押すことがないように、しっかりと議運で精査してほしい」
 また、野党側は安保関連法案の採決を引き延ばすため、参議院で中谷防衛大臣らの問責決議案を提出するなど抵抗しています。さらに18日、党首会談で、衆議院側でも内閣不信任案の提出を確認する方針です。こうしたことから、安保関連法案の採決は18日午後以降にずれ込む見通しです。

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