「骨格は維持する」安倍総理…内閣改造は10月7日[2015/09/30 11:52]

 安倍総理大臣は、訪問先のニューヨークで記者会見し、次のジャマイカ訪問から帰国した後の来月7日に内閣改造を断行する方針を表明しました。

 安保法制がひと段落して、アベノミクスの第2ステージを宣言した安倍総理としては、内閣改造を機にムードを切り替える狙いがあります。
 安倍総理大臣:「ジャマイカから日本に帰るには、皆さんとともに20時間かけて帰るわけでありますが、その間は電話が掛かってくることもございませんし、そうした時間を活用してゆっくり考えたい」
 今回の内閣改造について安倍総理は、「骨格は維持する」と話しています。政権の屋台骨となってきた麻生副総理や菅官房長官、甘利経済再生担当大臣に加え、公明党の太田国土交通大臣、そして安保法制を担当した岸田外務大臣、中谷防衛大臣も留任の方向です。また、総裁再任に際して、すべての派閥から支持を得たことから党内融和にも配慮した人事となる見通しです。内閣改造を再スタートの象徴としたい安倍総理としては、「政治とカネ」の問題で閣僚の辞任が相次いだ去年の二の舞だけは避けたいところです。

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