「1億総活躍、実現に一丸」安倍改造内閣が本格始動[2015/10/08 11:46]

 内閣改造から一夜明け、安倍総理大臣は「1億総活躍」などの政策に取り組む決意を語りました。また、新たに就任した大臣は、前大臣からの引き継ぎなど公務をスタートしました。

 安倍総理大臣:「1億総活躍社会の実現に向けて、きょうから内閣一丸となって仕事を始めていきたいと思います」
 加藤1億総活躍担当大臣:「まさにこれからこのチームの皆さんと一緒にね、しっかりスピード感を持ってやりたいと思います」
 今回の改造の目玉として初の入閣を果たした加藤大臣は、8日午後には山谷前拉致問題担当大臣ら3人の前大臣から、それぞれ引き継ぎを受ける予定です。
 島尻沖縄・北方担当大臣:「山口前大臣の足元にも及びませんけど、意志を継いで頑張っていきたい」
 島尻大臣は山口前大臣から引き継ぎを受けた後、山谷前大臣からも引き継ぎを受けることにしています。
 馳文部科学大臣:「(撮影用に)どちらを見たらいいか声をかけて下さい」
 馳大臣は、新国立競技場などの問題で引責辞任の形になった下村前文部科学大臣から引き継ぎを受けました。
 森山新農水大臣:「困った時の林頼みにならないように」
 林前農水大臣:「いやいや…先生は色々、全部ご承知ですから」
 森山新農水大臣:「いやぁ、まったく分かりませんけど」
 在任日数が歴代1位となった林前農林水産大臣に対し、自民党のTPP対策委員長だった森山新大臣は終始、低姿勢で引き継ぎを受けていました。一方、丸川環境大臣は早速、福島入りし、内堀県知事と会談しました。
 丸川環境大臣:「何をさておいても、まず福島にお邪魔するということを念頭にお時間を頂いた」
 福島県内で除染廃棄物を補完する中間貯蔵施設の建設が難航するなか、丸川大臣はいち早く訪問することで、復興に全力を挙げる姿勢をアピールした形です。

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