総理自ら「トップセールス」強調 中央アジア歴訪へ[2015/10/22 11:48]

 安倍総理大臣は22日からモンゴルや中央アジア5カ国を訪問します。天然資源が豊富な中央アジアへの日本の進出は遅れていて、5カ国のうちトルクメニスタン、タジキスタン、キルギスを訪れるのは総理大臣としては安倍総理が初めてとなります。

 (政治部・千々岩森生記者報告)
 就任以来、50カ国以上を訪れてきた安倍総理にとって、中央アジアはぽっかり開いたエアーポケットでした。
 安倍総理大臣:「トップセールスの時代です。同行して頂く経済界の皆様とともに、それぞれの国々との関係を飛躍的に強化したい」
 中央アジアは、石油のカザフスタン、天然ガスのトルクメニスタンなど、豊富な天然資源を武器に、近年、高い成長を続ける地域です。また、中国がアジアとヨーロッパを結ぶ「シルクロード経済圈」構築のための第一歩となる要衝でもあります。しかし、旧ソ連圏だったこともあって日本の進出は遅れていて、総理大臣としては9年前に当時の小泉総理大臣が2カ国を訪れただけでした。今回の安倍総理の訪問には銀行や商社など50社の幹部が同行し、ビジネスチャンスをうかがいます。中国とロシアという2つの大国に挟まれた中央アジアで、日本の存在感を示すことができるかが鍵となりそうです。

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