政治

2015年10月24日 05:52

2兆円超の協力で合意 中央アジア歴訪の安倍総理

2015年10月24日 05:52

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 中央アジアを歴訪中の安倍総理大臣は、トルクメニスタンでトップセールスを行い、総額2兆円を超える発電所の建設などに協力することで合意しました。

 (政治部・千々岩森生記者報告)
 安倍総理大臣:「日本は、天然ガスを活用したトルクメニスタンの産業高度化に官民を挙げて最大限、協力していくことで合意しました」
 トルクメニスタンは、天然ガスの埋蔵量が世界第4位の「資源大国」です。首脳会談では、日本企業が総額2兆2000億円規模の発電所やガス関連プラントの建設などで協力することで合意しました。中国が影響力を拡大する中央アジアで、異例の大型トップセールスによって日本の存在感を示した形となりました。そのせいか、トルクメニスタンを象徴する黄金の馬「アハルテケ馬」を鑑賞する安倍総理は終始、リラックスモードでした。とはいえ、トルクメニスタンの天然ガスは毎年、半分以上がパイプラインで中国に送られています。トルクメニスタンの歓待を受けた安倍総理ですが、経済を通じて中央アジア全体へと影響力を強める中国との差を埋めるのは簡単なことではありません。

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