総理タジキスタン訪問し、内戦で殺害の邦人に献花へ[2015/10/24 11:50]

 中央アジアを歴訪中の安倍総理大臣は24日、日本の総理として初めてタジキスタンを訪問します。1998年に国連の停戦監視活動中に亡くなった秋野豊さんをたたえ、献花を行います。

 (政治部・千々岩森生記者報告)
 安倍総理はまもなくタジキスタンに向けて出発します。秋野さんの功績をたたえ、国際社会の平和と安定に貢献する姿勢を強調する考えです。秋野さんは国連の停戦監視活動に従事するため、内戦終結後のタジキスタンに入りました。1991年に旧ソ連から独立したタジキスタンでは、5年に及ぶ内戦で120万人が難民となりました。当時、秋野さんは山岳地帯を走行している途中に武装集団の銃撃を受け、同僚らとともに殺害されました。首都ドゥシャンベの国連事務所には秋野さんを悼むプレートが飾られていて、安倍総理は各国の国際機関職員の貢献にも敬意を表する考えです。

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