菅官房長官、グアムへ 沖縄の基地負担軽減アピール[2015/10/29 11:52]

 菅官房長官は29日午前、グアムに向けて出発しました。沖縄県に駐留するアメリカ海兵隊の一部が移転する予定の施設などを視察し、沖縄の基地負担軽減をアピールする狙いです。

 菅長官は29日から2日間、グアムを訪問し、海兵隊司令官との会談や基地の視察を行う予定です。日米両政府は、沖縄に駐留する海兵隊1万9000人のうち約9000人をグアムなど国外に移転させて、嘉手納基地より南の土地の日本への返還を進めることで合意しています。菅長官は今回の視察で、目に見える形で沖縄の基地負担の軽減が進んでいることを強調し、普天間基地の辺野古移設に理解を求めたい考えです。政府の危機管理を担当する官房長官の海外出張は異例のことで、2003年に当時の福田官房長官が訪中して以来となります。

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