「新国立」で混乱 JSC “五輪便乗予算”にメス[2015/11/13 11:47]

 行政事業レビューは最終日を迎えました。13日は、新国立競技場の建設を巡って混乱したJSC(日本スポーツ振興センター)の運営費などが対象です。

 (政治部・長谷川由宇記者報告)
 朝の議論では、運営費として前の年度から25%増となる163億円を要求しているJSCに対して厳しい声が上がりました。
 評価者:「(競技力向上のために)ものすごい予算の上積みが計画されている。国立競技場の時のようなことがあっては困るので、ちゃんと決めて使ってほしいというのが国民全体の願い」
 文部科学省の担当者:「財政が厳しいなかで大幅な増額をお願いしている。そういうことは国民の理解がなければ予算を付けて頂くこともできない。しっかりとした、まずは情報公開をしていく」
 議論の結果、JSCについては「国民の理解を得られるように情報公開の徹底を求める」とする評価が下されました。この後、夕方からも、河野行革担当大臣が「オリンピック便乗予算だ」と名指しで批判する事業について検証が行われることになっています。

こちらも読まれています