築けるか“中国包囲網” 総理、東アジアサミットへ[2015/11/20 11:48]

 APEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議を終えた安倍総理大臣は、まもなくマニラを出発します。次のマレーシアで行われるASEAN(東南アジア諸国連合)関連の首脳会議で南シナ海の問題を取り上げ、中国包囲網を築きたい考えです。

 (政治部・細川隆三記者報告)
 外遊も終盤に入った安倍総理ですが、中国との大一番が控えています。到着後、安倍総理は、議長国マレーシアやタイ、ベトナムなどの首脳と立て続けに会談し、支持を取り付けたい考えです。李克強首相との1回戦は、21日に行われるASEANに日中韓を加えた首脳会議です。各国の理解が得られるよう強いメッセージを打ち出せるかが最初の課題です。続いて、22日の東アジアサミットが最大のヤマ場となります。アメリカのオバマ大統領も加わって、中国批判を展開したい考えです。オバマ大統領とがっちり肩を組んで各国の理解が得られるか、安倍総理にとっては踏ん張りどころとなります。

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