COPってナニ? 今年で21回目、その目的と歴史[2015/11/30 17:56]

 「COP21」のCOPとは日本語で「条約に参加する国々」のことで、その頭文字をとった略称です。「21」は会議が21回目であることを表しています。深刻な地球温暖化が進むなか、気候変動の枠組みに関するこうした国際的な会議は1995年から始まり、1997年には京都で開かれた「COP3」で、先進国に対して温室効果ガスの削減を義務付ける画期的な京都議定書が生まれました。しかし、その後、アメリカが議定書から離脱。さらに、中国など新興国からCO2の排出量が急増するなどして、京都議定書の効果は限定的なものとなってしまいました。今回、パリで始まったCOP21では、先進国だけでなく、途上国などすべての参加国が協力して温室効果ガス削減の新たな枠組みの合意を目指します。

こちらも読まれています