高木大臣を徹底追及 閉会中審査で野党、政権に攻勢[2015/12/08 11:51]

 国会では、東日本大震災の復興特別委員会が閉会中審査として開かれています。民主党は高木復興大臣に対し、政治資金による香典支払い問題、地元にある高速増殖炉「もんじゅ」の関連企業からの献金問題、さらに過去に女性の下着を窃盗したとされる問題を追及し、安倍政権へのダメージを狙いました。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 民主党の柚木道義議員は、香典問題や下着の窃盗など、様々な高木大臣の疑惑を並べ立て、辞任を迫りました。
 民主党・柚木道義衆院議員:「被災地の最大の復興の加速策は何だと思いますか。私は高木大臣が今すぐお辞めになることだと思いますよ」
 高木復興大臣:「私自身もさらに襟(えり)を正して、しっかりと政治活動、そして、またこの復興大臣の仕事を全うしていきたい。そのような思いでございます」
 また、柚木氏は、高木大臣が地元での国政報告会に政治資金を使ってコンパニオンを呼んでいたとただしました。これに対し、高木大臣は「これは、配膳などをする会社で、お酌などサービスをする性格のものではない」と釈明しました。さらに、柚木氏は、もんじゅの関連企業や団体がパーティー券を購入することによって多額の政治献金を集めていると指摘しました。これに対して、高木大臣は「地元の企業としてお願いしているもので、政治姿勢、信条に影響するものではない」と返金には応じない考えを示しました。「疑惑の宝庫だけに、今すぐ辞められては困る」というのが野党側の本音で、高木大臣の追及は来年の通常国会でも続けていく方針です。

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