日インドネシア2+2開催 中国念頭に連携強化確認[2015/12/18 05:58]

 日本とインドネシアの外務・防衛閣僚協議「2+2」が初めて開催され、南シナ海への進出を続ける中国を念頭に連携強化を確認しました。

 岸田外務大臣:「地域の安全保障環境が厳しさを増すなか、安全保障、防衛分野における協力関係を強化していくことを確認しました」
 インドネシアとの2+2開催は、ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国では初めてです。このなかで、岸田外務大臣は、南シナ海問題について「埋め立てや軍事目的の利用など、緊張を高める一方的行動は国際社会の共通の懸念だ」と中国を批判しました。インドネシア側も「緊張を高める活動をしないよう求める」と応じました。また、日本からの防衛装備品の輸出に向けた交渉を開始することでも合意しました。インドネシアとの間では、日本も売り込んでいた高速鉄道計画を中国が受注したことで関係が冷え込みましたが、政府は、今回の会談を改善のきっかけとしたい考えです。

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