日韓外相会談へ「大きな節目」慰安婦問題で決着は[2015/12/25 11:47]

 日韓両政府は28日にソウルで外相会談を行います。懸案の慰安婦問題で決着にこぎつけられるのでしょうか。

 (政治部・千々岩森生記者報告)
 今回の外相会談ですが、実は18日、ちょうど1週間前にはすでにほぼ固まっていました。外務省幹部は「大きな節目を迎えている」と話しています。
 岸田外務大臣:「日韓関係、そして慰安婦問題につきまして、知恵を絞り、全力で取り組み、そして汗をかく用意があります」
 岸田大臣はすでに18日、周辺に対して「仕事納めは28日だ」「出張になりそうだ」と話していました。まさに、その前日が産経新聞前ソウル支局長の無罪判決で、政府は「韓国側の前向きな姿勢だ」と評価しました。韓国との調整ですが、外務省ルートに加えて、日本は安倍総理大臣側近の谷内国家安全保障局長、韓国は前の駐日大使で菅官房長官と太いパイプを持つ李丙ギ(イ・ビョンギ)大統領秘書室長のルートでも行われました。普段は韓国に厳しい総理周辺も「日本も誠意を見せても良いんじゃないか」としていて、政府は元慰安婦を支援する新たな基金の設立も検討しています。最大のポイントは、今回が本当の最終決着だという点で韓国と一致できるかどうかになりそうです。

こちらも読まれています