同一労働同一賃金で自民、初会合 基準判断に疑問も[2016/02/05 15:44]

 安倍総理大臣が先月、施政方針演説で打ち出した「同一労働・同一賃金」の実現に向けて、自民党が初会合を開催しました。
 
 自民党・森英介雇用問題調査会長:「非正規雇用の皆さん方の待遇改善というのは、一つの大きな課題であると認識しています」「同一労働・同一賃金というテーマは、明らかに目指すべき目標でありますが、日本の労働慣行のなかでは色々と難しい面もあると思います」
 同一労働・同一賃金とは、パートや派遣などの非正規社員であっても正社員と同じ業務であれば同じ賃金を支払うものです。5日の会合では、「正社員には転勤や配置換えもある」「何を基準に同一労働と判断するのか」などの疑問の声が上がり、言葉の定義や基本的な考え方から整理する必要性も指摘されました。自民党は企業などからヒアリングを行い、非正規社員の待遇改善など賃金格差是正に向けた提言を取りまとめる方針です。

こちらも読まれています