被災3県の定数削減「血の通わない考え」と細田氏[2016/02/12 00:05]

 自民党の細田幹事長代行は、衆議院の選挙制度改革を巡り、有識者調査会が答申で示した試算で被災3県の定数が減ることについて「血の通わない考え方だ」と批判しました。

 自民党・細田幹事長代行:「ばっさりと被災3県を1減すればいいという中身になっていますから。血の通わない考え方をストレートに持ってくるんじゃなくて、総合的に考える」
 有識者会議が示した「アダムズ方式」という計算式に従って試算すると、岩手、宮城、福島の被災地などの定数が1減ることになります。自民党は、議員定数を10削減する方針ですが、具体策を示していません。細田氏は「5年間かけて考えた方がいい」と強調し、2021年以降に先送りする考えを改めて示しました。一方、民主党の岡田代表は自民党の対応を強く批判しました。
 民主党・岡田代表:「(10削減を)やったとしても、次の国勢調査の後になると6年、7年先ですね。それは約束したことにならない」

こちらも読まれています