「メルトダウン発表遅れ」東電を厳しく批判 菅長官[2016/02/25 19:30]

 菅官房長官は、福島第一原発のメルトダウンについて東京電力が24日、「当時の発表の遅れはマニュアルを使用しなかったため」と明らかにしたことを受け、「極めて遺憾だ」と厳しく批判しました。

 菅官房長官:「極めて遺憾であると思います。再発防止に向け、引き続き当時の検証も含めて適切な対応を行うように経済産業省から厳しく指導させたい」
 東京電力は福島第一原発事故の際、発生から3日後にはメルトダウンを確認していましたが、2カ月後まで明らかにしませんでした。24日になって東京電力は、社内規定に従わなかったことを認め、発表が遅れたことを謝罪しました。菅長官は「立地地域との信頼関係なしに原子力発電は成り立たない」と強調し、東京電力に対し、関係自治体に丁寧に説明するよう求めました。

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