政治

2016年3月9日 11:53

「保育園落ちた日本死ね」対応で…自民重鎮も苦言

2016年3月9日 11:53

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 「保育園落ちた日本死ね」という匿名のブログを巡って、安倍政権は一転して待機児童の解消に向けた意欲を強調し始めましたが、野党側の攻勢が続いています。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 民主党は今回のブログ問題を通じて、待機児童の問題や子育て政策に対する安倍政権の認識の甘さをあぶり出したい考えです。
 民主党・安住国対委員長代理:「お題目のように『待機児童ゼロ』とか奇麗事は言うけども、都市部でいかにこの問題が深刻かということを分かっていないから、安倍総理も含め、事の本質を理解できない人が政権運営しているということだと思う」
 9日には、待機児童を抱えたり過去に保育園に入れなかった経験を持つ子育て世代の母親が約2万5000人分の署名を集めて民主党側に提出する予定です。こうした動きについて、自民党の重鎮からは「安倍総理は『国も積極的に連携して自治体を応援したい』と答弁しておけば良かったのに、おごりが出ているのではないか」と釘を刺す声も上がっています。安倍政権としては、ここにきて待機児童の解消を強調し始めていますが、野党幹部は「問題が深刻だという認識がないのが問題だ」と批判しています。

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