安保関連法施行は29日 「駆けつけ警護」は先送り[2016/03/22 11:57]

 政府は22日朝の閣議で、集団的自衛権の行使を含む安全保障関連法を29日に施行することを決定しました。

 安倍総理大臣は、北朝鮮の核やミサイル問題などを念頭に「我が国の平和と安全を一層、確かなものにする。歴史的な重要性を持つ」と意義を強調しました。これにより、集団的自衛権の行使のほか、自衛隊員が武装集団に襲われた国連職員らを武器を使って守る、いわゆる「駆けつけ警護」などが可能となります。ただ、政府は南スーダンのPKO(国連平和維持活動)での実施を想定していましたが、「準備が整わない」などとして秋以降に先送りします。夏の参院選への影響を避けたいという思惑もあります。

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