安倍総理、米・韓首脳と会談へ 対北朝鮮の連携確認[2016/03/31 11:47]

 安倍総理大臣は、核セキュリティーサミットが開かれるワシントンに到着しました。オバマ大統領との会談では、世界経済についても意見交換をする予定です。

 (政治部・中丸徹記者報告)
 安倍総理は早速、アメリカの経済人と夕食会を行いました。消費増税の判断をにらんで、安倍総理の頭には強く経済のことがあるようです。
 安倍総理大臣:「(伊勢志摩サミットで)世界経済の持続的な力強い成長に向けて、明確なメッセージを出したい」
 夕食会には、世界銀行のキム総裁やグリーンスパン元FRB(米連邦準備制度理事会)議長らアメリカ経済界の首脳が出席しました。日本時間の31日夜、安倍総理は日米韓の首脳会談に臨みます。サミットを前に、北朝鮮による核の挑発に対して連携を確認する予定です。続いて行われる日米首脳会談では、10分から20分という短い時間のなかですが、安倍総理は北朝鮮問題に加えて世界経済についてオバマ大統領と意見交換をしたい考えです。「アメリカと経済対策で連携する」というお墨付きを得ることで、安倍総理は消費増税の先送りについても大義名分を手に入れる狙いがあるとみられます。

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