オバマ大統領“辺野古”に懸念も 日米首脳会談[2016/04/01 17:22]

 日米首脳会談で、世界経済や辺野古移設で連携をアピールしました。

 (政治部・中丸徹記者報告)
 安倍総理大臣とオバマ大統領の関係も4年目に入りました。ビジネスライクといわれながらも、高い信頼関係を見せるようになっています。日米首脳会談ではまず、来月の伊勢志摩サミットに合わせてG7が世界経済を牽引(けんいん)できるように日米で協力していくことで一致しました。安倍総理としては、「アメリカと世界の経済成長を引っ張る」という形を作ったことで、消費増税の先送りについても大義名分の一つにすることができます。一方、オバマ大統領からは、辺野古の基地移設に絡む訴訟で日本政府と沖縄県が和解したことについて、どういうことなのかと懸念が示されましたが、安倍総理が「急がば回れだ」として和解の狙いを説明したところ、オバマ大統領は「安倍総理の戦略を信頼している」と対応を任せることにしました。オバマ大統領はサミットの際に、アメリカの大統領として初めて広島を訪問する可能性について触れませんでしたが、「最後の訪日だから日米関係が良くなることを考える」と含みを残しました。

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