相次ぐ失態に危機感 与党のなりふり構わぬ戦術とは[2016/04/12 17:16]

 安倍総理大臣が衆参ダブル選挙に踏み切るかの判断にも大きな影響を与えるとみられる北海道と京都の補欠選挙が12日、告示されました。

 (政治部・中丸徹記者報告)
 (Q.与党側はこの選挙をどう位置付けて戦うのか?)
 与党は京都3区を諦めて北海道5区1本に絞りました。夏の参議院選挙に向けて、何としても野党統一候補を勢い付かせないようにするという戦術のためです。この戦術の背景には、大臣の辞職や相次ぐ自民党議員による失言が影響して、予想以上の接戦になってきているという危機感があります。自公の候補と野党統一候補が対決する北海道5区での戦いの構図はそのまま参議院選挙の戦いの構図となるだけに、与党としてはここで野党の連携を勢い付かせることだけは避けたい考えです。このため、安倍総理に加えて小泉進次郎議員を2回も現地に入れる一方、全国の組織も動員してなりふり構わず勝ちに行く構えです。

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