岸田大臣が中国で学生と対話 日中関係改善へ意欲[2016/04/30 05:55]

 中国を訪れている岸田外務大臣は、北京の大学生と意見交換して「頻繁に訪問し合って、お互いに遠慮なく話すことが大切だ」と関係改善への意欲を強調しました。

 (政治部・千々岩森生記者報告)
 北京の大学生:「今回の中国訪問の目的は」
 岸田外務大臣:「隣の国なのに外務大臣がなかなか訪問しないということは、あまり良いことではない。ちなみに中国の外務大臣も6年ほど日本に来ていない」
 中国訪問は、国際会議への出席を除けば日本の外務大臣としては4年半ぶりです。岸田大臣は「互いにもっと頻繁に訪問して、遠慮なく話すことが大切だ」と指摘しました。広島大学に留学した学生からは「お好み焼きは好きですか?」と質問が飛びました。また、ご当地キャラクターが好きな学生は「くまモン」が中国で人気だと話すなど和やかな雰囲気でした。30日は王毅外相のほか、政権ナンバー2の李克強首相とも会談します。学生たちの前で語った日中関係の改善を本当に実現することができるかが問われています。

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