安倍総理 ヨーロッパ歴訪へ 7日で6カ国の強行軍[2016/05/01 11:47]

 伊勢志摩サミットを今月末に控え、安倍総理大臣はヨーロッパ諸国の歴訪に出発しました。ドイツ、イギリス、ロシアなど6カ国を7日間で訪問する強行スケジュールです。

 今回の歴訪の最大のテーマは低迷する世界経済です。安倍総理はサミットで各国の首脳と足並みをそろえて対応策を打ち出すため、トップ会談で意見の擦り合わせを行う考えです。
 安倍総理大臣:「(G7が)世界経済の持続的かつ力強い成長に向けて、牽引(けんいん)役を果たしていかなければならないとの認識を共有したいと考えています」
 対応策の焦点となるのが財政出動です。日本やアメリカは「世界経済を下支えするため」ということで前向きですが、ドイツなどヨーロッパ諸国は財政規律を重んじる立場から慎重です。サミットで議長を務める安倍総理としては、この認識の溝を埋められるかどうかが課題となります。また、サミットには参加しないロシアも訪問します。プーチン大統領が年内に来日するかどうかも見据えながら、首脳間の信頼関係で停滞する北方領土問題の打開策を探ります。

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